心の境界線の心理──触れてはいけない領域とは
婚活でも恋愛でも、相手との距離感をつかむことはとても大切です。
人の心には「触れてはいけない部分」と「触れても大丈夫な部分」があり、そこを間違えると関係がギクシャクしてしまいます。
心の5つの層とは
人の心は、①自己認識 → ②価値観 → ③能力 → ④行動 → ⑤環境、という5つの層でできています。
これをコミュニケーションに合わせて整理すると、A・B・C・D の4つの領域に分けると非常にわかりやすくなります。
心の境界線「A・B・C・D」の領域
A:触れてはいけない領域 ➤ 相手の“核”となる深い部分。
ここを否定すると、誰でも強く傷つき、関係が壊れやすくなります。
<該当する層>
① 自己認識(アイデンティティ)
② 信念・価値観
<例>
• 「あなたって性格悪いよね」
• 「どうせあなたは変わらない」
• 「その考え方おかしいよ」
• 「普通はこうでしょ?」
👉 存在そのもの・人生の軸を否定する言葉はNG。
B:触れるときに配慮が必要な領域 ➤ 相手の自信に関わる部分。
否定ではなく“補い合う姿勢”が大切です。
<該当する層>
③ 能力(得意・不得意、スキル)
<例>
• 「なんでそんな簡単なこともできないの」
• 「気が利かないよね」
• 「段取り悪いね」
👉 能力を責めると“人格否定”に聞こえやすい領域。
C:触れても大丈夫な領域 ➤ ここはコミュニケーションで調整しやすく、改善しやすい部分です。
<該当する層>
④ 行動(見える言動)
<例>
• メール返信の速さ
• デートの段取り
• 言葉遣い
• 態度や振る舞い
• 連絡の頻度
👉 行動は「お願い」や「提案」で変わりやすい領域。
D:理解してあげるべき領域 ➤ 相手の’’外側’’にある状況。 性格ではなく “今の余裕の量” によって行動が変わる部分です。
<該当する層>
⑤ 環境(外側の事情・心の余裕)
<よく起こりやすい状況の例>
• 仕事が忙しくて返信が遅くなる
• 体調が悪くしばらく連絡がなかった
• 家庭の事情で気持ちに余裕がない
• 金銭的に余裕がなく割り勘
• 周囲の意見に振り回されて迷っている
• 過去の恋愛トラウマで慎重になっている
👉 環境は“責める”より“理解する”ことで関係が前に進みます。
まとめ
心の5層は、婚活コミュニケーションでは次の A〜Dの4つの領域に整理できます。
• A:触れてはいけない領域(①自己認識・②価値観)
• B:触れるときに配慮が必要な領域(③能力)
• C:触れても大丈夫な領域(④行動)
• D:理解してあげるべき領域(⑤環境)
この違いを理解しておくことで、無駄な衝突が減り、相手を必要以上に責めることもなくなります。 その結果、ふたりの間に穏やかで居心地のよい関係性が育っていきます。
婚活でも恋愛でも、「どこまで触れていいか」「どこは理解すべきか」 この境界線を知ることが、良い関係を築くための最初の一歩です。
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